ＧＡＺＯＯ Ｒａｃｉｎｇ ８６/ＢＲＺ Ｒａｃｅ２０１３

地元富士SWでも沢山の車両が走行しています。
少なからずお手伝いする機会も有るレースですが自分が参戦する訳でもないので

イッパイ喋っちゃおうと思いま〜す。
レース参戦を予定しているプライベーターさん！チョイトお耳を・・・

先日のＳＵＧＯでＮゼロワンメイク車両に載せて頂きましたが
その後、他でＴＲＤダンパー＆バネの取り付けの際の測定機で計測して
見ました。




オドロキの測定結果でしたのでご報告！
先ずは測定　
■TRDフロント
・ショックストローク約118mm　(ストリートショックなので十分)
・セット荷重　ノーマル純正サスペンションの約３分の１
・バネ定数？？？(車両に搭載を仮想してダンパーに組み込んだ状態で測定。下記で説明！訳分かりません。)　
・バンプラバー硬度(数字で出ましたがここでは超ハードでマジー位と・・・)
・バンプラバー厚み４５mm
バネはバリアブルバネなので1mm〜95mmストロークまで計測！簡単に説明すると
初期はノーマルより柔らかく後半固くなる数字は測定機で確認

■TRDリア
・ショックストローク約91mm
・セット荷重ノーマル純正サスペンションの２分の1
・バネ定数？？？(フロントと同様の状態)
・バンプラバー硬度(これで殴られたらタンコブ出来るわ！笑)
・バンプラバー厚み３５mm
フロントと同様１mmストローク〜８０mmまで測定！結果はフロントと略同様。
上記内容により問題が・・・・どこからいきましょう！？
ちなみにセット荷重(バネの締め付け？テンションで良いかな)は梱包を
開封した状態でそのまま取り付けて計測していますよ。

では先ずはショックストロークです。ストロークは前後共に十分な長さを持っています。
PCRダンパーと比較してもそれ程違いは有りません。
ですが、足りません！　？？？足りない？　そうです！

フロントからいきましょう！イメージしながら。リフトで車を持ち上げてる状態。
タイヤがダラ〜ンと伸びますね。このダンパーが伸びた状態がのダンパーロッドが１１８mmですね！
ではリフトで下ろして地面にタイヤが着地するとショックが縮まる。これは車両の重さに
影響されますがワンメイク車両なので条件は略、一緒！この１Ｇストロークが６３mm
１１８mm-約６３mm＝５５mmですから大丈夫では？と思うでしょ！ところが・・・
ここからバンプラバーが入ってくるんですね！フロントは４５mm＝約１０mm
しか残りません。勿論、バンプラバーは潰す。潰してバネ定数を上げる為のものです。
ですから潰しても良いのですが略、コーナリング中はバンプラバーで走ってる事に
なるんです。
リアはこの計算で約１７mmからバンプタッチです。リアはフロントと比べ有りますが
リアはフロントよりもレバー比なんかの関係でフロント同様多く動きますから
状況は変わらないでしょう。
それに伴いTRDバネにも疑問が！
そもそもフロントで純正ダンパーストローク１４０mm有る物がＴＲＤでは１１８mm！
サーキットではこのストロークは略、イッパイまで使っています。
ということは単純計算でも、ストロークを確保する為にはこの２２mm分だけでもバネは固くする必要があります。

バリアブルな不等張バネですからバネ定数を出すのは難しいですが大凡
３.３キロ程度
ストリート用だから！とか言う？・・・ス○リ○トでも初○フ○フ○でしょ！
レースです？よね？バンプラーバー底着きレース。ショックはストレートの為？

イヤイヤ文句はこれ位にしてここからが・・・参考程度で聞いてね。
ストリートは良しとしてレースではこのままでは勿体ない気がします。
SUGOではいたる所、特に最終コーナーでは底突きしてオーバーステアとアンダーステアの
お祭り状態でした。ワンメイク車両は元々大きな挙動を出さない丁寧な運転が
求められますが車両側でも・・・

タイムが出ている人はそのままでOK！そうでない方は試しにやってみてください。
製品が梱包されてきた状態から触ってない方はセット荷重を調整して見てください。
前後共にスプリングシートで２ターンもかければかなり体感出来ます。
どの辺がベストかは僕にもまだ分かりませんが５ターン６ターンとテストしていっても良い程の
測定結果で、違いが大きく出るところとして今後、重要なポイントと感じています。


ちなみにバンプラバー抜くとレギュレーション違反ですよー。

PS
現状出る予定は無いけどいつでも参戦OKですよー！
８６ＢＲＺで参戦予定のチームさん！　オファーお待ちしています。
いいネタいっぱい持ってますよー(笑)