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86・BRZチューニングカーレース
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3月29日スーパー耐久開幕戦入賞しました。
2015/04/25(Sat)
もうすぐGWとなりますが、私のブログは未だ3月のお話です。
今年は、チーム運営・車両製作・メンテナンスそしてドライバーと
全ての仕事に携わる中でのスーパー耐久初参戦となりました。
さて、合同テスト後は開幕戦に向けてS耐マシンの最終仕上げ約1ヵ月と
長いようでアッと言う間に過ぎてしまった印象です。
これは、特殊機材の製作やスタッフの手配・宿・タイヤ発注等々車両メンテ以外にも
準備が必要で時間との戦いでバタバタでした。
カテゴリーとしては初の場ですが、車両が86という事で8Beatに参戦していた事や
デモカー86の仕上がり具合が良かった事もありS耐車両はスリックタイヤとなりますが
セットアップに時間が必要無かった事が救いでした。
このセットアップですが、私も驚いたのですがサスペンションについては
仕様変更は略無く8Beat参戦車両のデモカーと同じなのです。???と
お思いでしょう。
これはデモカーがハードなセットだからという意味では有りませんし、
S耐車両がソフトである訳でもないのですが同じなのです。
例えばバネレートでお話しします。
バネ定数(レート)は私の場合レース・ストリートに限らずパソコンの計算ソフトで算出し決定します。
乗り味で決める訳では無いんです。
計算式には車両のバネ上重量(各4輪のバネに掛かる重量)とG(荷重)が大きな役割を果たしますが
最終的に導かれるバネ定数が略同じとなりました。
簡単に言えば8Beat参戦車両は重量は重いがラジアルタイヤなのでGが少ない。
S耐マシンは重量は軽いがGは大きく掛かる事で計算するとバネ定数が同じとなった訳です。
そんな、違うようで延長線のような面白いカテゴリーのレースなんです。
さてさて開幕戦のお話に戻りますが、スタッフは総勢7名となります。
S耐チームとしては非常に少ないチームですが当日応援に来て頂いたメーカーさんやお客さんを巻き込み
なんとか運営したというところでしょうか。
木曜テスト・金曜テストと非常に順調に進みトラブルフリーで2日間を終えました。
いよいよ土曜予選です。前日まで温存していたエンジン回転をレース同様引き上げます。
土曜の予選前フリー走行は予選のシュミレーションとなった訳です。
シュミレーションと言ってもタイヤはユーズドです。この時点で10秒台前半が出ています。
NEWタイヤの恩恵で目指すは9秒台です。コンビの伊藤選手も木曜からの3日間のテストの中、自己ベストを更新。
予選は期待できます。出来るハズでした。・・・ところがここから雲行きが怪しくなってきます。
Aドライバー伊藤選手の予選にてトラブルが発生しました。「エンジンが重い。」という無線が
伊藤選手からピットへ入ります。周回は出来たもののタイムは出せぬままの帰還です。
Bドライバー予選まで40分考えられる原因を探ります。
と ここで エンジニアとの走行データーの確認中 原因の主が判明。予定していたエンジン回転数よりもドライバー2人で朝から回している。
しかも想定1000回転以上もです。これによりエンジン内部にてトラブルが出ていることが確定。
しかし、私自身決められた回転数より回しずぎる事は今まで1度も有りません。疑問です。
これにより、私の予選も通過タイムをクリアーする事が出来る程度となりますが出来る限りの修復を済ませ
予選をなんとか終えました。
疑問が残るトラブルですがこの原因も予選後すぐに判明しました。
今回S耐車両へは高価なAIM製ダッシュロガーメーターを搭載しました。
これは非常に信頼性のある物なのですが、たまたま新型であった事で設定するソフトの異常でしょうか?
メーターに誤差が生まれていたのです。これだけが原因ですが気が付けたチャンスは有ったはずです。
しかし、色んなタイミングが重なってしまったんです。
今までの車両は車検対応マフラーで音が違う・ストレートマフラーでエンジンが高回転まで回る
前日まで温存でエンジンを回さなかった。
ECUセッティング・ドライバー・運営で私も確認不足等。
落とし穴は何処に空いているかわかりません。気を引き締める必要があるトラブルです。
決勝はトラブルを全てメカニックが修復。スペアエンジンに乗せ換えこれで心配は有りません。
4クラス略最後尾からのスタートは見た目は残念ですが、スタートを担当する私は
抜かすという楽しみが増えた程度ですから問題は有りません。
決勝は順調そのものレースラップはトップグループと同等で周回し序盤5番手まで上がりの
結果7位とポイントも頂きました。
レースは一言では伝えきれませんが「楽しい」これだけで十分かもしれません。
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今年は、チーム運営・車両製作・メンテナンスそしてドライバーと
全ての仕事に携わる中でのスーパー耐久初参戦となりました。
さて、合同テスト後は開幕戦に向けてS耐マシンの最終仕上げ約1ヵ月と
長いようでアッと言う間に過ぎてしまった印象です。
これは、特殊機材の製作やスタッフの手配・宿・タイヤ発注等々車両メンテ以外にも
準備が必要で時間との戦いでバタバタでした。
カテゴリーとしては初の場ですが、車両が86という事で8Beatに参戦していた事や
デモカー86の仕上がり具合が良かった事もありS耐車両はスリックタイヤとなりますが
セットアップに時間が必要無かった事が救いでした。
このセットアップですが、私も驚いたのですがサスペンションについては
仕様変更は略無く8Beat参戦車両のデモカーと同じなのです。???と
お思いでしょう。
これはデモカーがハードなセットだからという意味では有りませんし、
S耐車両がソフトである訳でもないのですが同じなのです。
例えばバネレートでお話しします。
バネ定数(レート)は私の場合レース・ストリートに限らずパソコンの計算ソフトで算出し決定します。
乗り味で決める訳では無いんです。
計算式には車両のバネ上重量(各4輪のバネに掛かる重量)とG(荷重)が大きな役割を果たしますが
最終的に導かれるバネ定数が略同じとなりました。
簡単に言えば8Beat参戦車両は重量は重いがラジアルタイヤなのでGが少ない。
S耐マシンは重量は軽いがGは大きく掛かる事で計算するとバネ定数が同じとなった訳です。
そんな、違うようで延長線のような面白いカテゴリーのレースなんです。
さてさて開幕戦のお話に戻りますが、スタッフは総勢7名となります。
S耐チームとしては非常に少ないチームですが当日応援に来て頂いたメーカーさんやお客さんを巻き込み
なんとか運営したというところでしょうか。
木曜テスト・金曜テストと非常に順調に進みトラブルフリーで2日間を終えました。
いよいよ土曜予選です。前日まで温存していたエンジン回転をレース同様引き上げます。
土曜の予選前フリー走行は予選のシュミレーションとなった訳です。
シュミレーションと言ってもタイヤはユーズドです。この時点で10秒台前半が出ています。
NEWタイヤの恩恵で目指すは9秒台です。コンビの伊藤選手も木曜からの3日間のテストの中、自己ベストを更新。
予選は期待できます。出来るハズでした。・・・ところがここから雲行きが怪しくなってきます。
Aドライバー伊藤選手の予選にてトラブルが発生しました。「エンジンが重い。」という無線が
伊藤選手からピットへ入ります。周回は出来たもののタイムは出せぬままの帰還です。
Bドライバー予選まで40分考えられる原因を探ります。
と ここで エンジニアとの走行データーの確認中 原因の主が判明。予定していたエンジン回転数よりもドライバー2人で朝から回している。
しかも想定1000回転以上もです。これによりエンジン内部にてトラブルが出ていることが確定。
しかし、私自身決められた回転数より回しずぎる事は今まで1度も有りません。疑問です。
これにより、私の予選も通過タイムをクリアーする事が出来る程度となりますが出来る限りの修復を済ませ
予選をなんとか終えました。
疑問が残るトラブルですがこの原因も予選後すぐに判明しました。
今回S耐車両へは高価なAIM製ダッシュロガーメーターを搭載しました。
これは非常に信頼性のある物なのですが、たまたま新型であった事で設定するソフトの異常でしょうか?
メーターに誤差が生まれていたのです。これだけが原因ですが気が付けたチャンスは有ったはずです。
しかし、色んなタイミングが重なってしまったんです。
今までの車両は車検対応マフラーで音が違う・ストレートマフラーでエンジンが高回転まで回る
前日まで温存でエンジンを回さなかった。
ECUセッティング・ドライバー・運営で私も確認不足等。
落とし穴は何処に空いているかわかりません。気を引き締める必要があるトラブルです。
決勝はトラブルを全てメカニックが修復。スペアエンジンに乗せ換えこれで心配は有りません。
4クラス略最後尾からのスタートは見た目は残念ですが、スタートを担当する私は
抜かすという楽しみが増えた程度ですから問題は有りません。
決勝は順調そのものレースラップはトップグループと同等で周回し序盤5番手まで上がりの
結果7位とポイントも頂きました。
レースは一言では伝えきれませんが「楽しい」これだけで十分かもしれません。